亜澄さんの夢は「グラドル」

 昨年4月から都内の芸能事務所に所属。短大の授業が終わると週3回、2〜4時間にわたり芝居やダンスの練習に励んだ。家庭環境から「おとなしい子でいなきゃいけない」というプレッシャーを事務所の仲間に打ち明ける一方で、「親を納得させるためにも絶対に頑張りたい」と夢の実現に意気込んでいたという。

 「中性的な魅力を出したい」と、男性にも女性にも取れる「高峯駆(たかみね・かける)」との芸名を自ら付けた。舞台や映画などで活動し、昨年11月には出演作品のDVDも発売。自身のブログに活動報告を掲載していた。

 事務所社長によると、「グラビアをステップに、クイズ番組などに出演したい」と語り、目標のタレントは中川翔子(21)。同社長は「成長途上だが可能性を秘めていた」と唇をかみしめた。

 事務所の方針で芝居中心の活動を続けてきたが、身長1メートル57、B90W58H87のスタイルを生かしてグラビアの仕事をしたいとの思いが断ちがたく、昨年12月15日付で事務所との契約を解消。同月6〜10日に東京・下北沢で、看護師役で舞台出演したのが最後の活動となった。共演者の中には、ショックで体調を崩している女性もいるという。

 「興味あることには何でも真剣に取り組み、負けず嫌いは人一倍」(社長)。思ったことをストレートに表現する性格が災いすることもあり、事務所が「もっと優しい言葉遣いをしなさい」と注意することもあった。
スポーツニッポン - 2007/1/6